小規模マンションでも管理費削減は可能?自主管理の方がいい?

Q.小規模なマンションでも管理費削減の効果は見込めるでしょうか?

30戸ほどの小さなマンションに住んでいますが、友人のマンションよりも管理費が高いことを知り、何とかならないかと思っています。
ただ、小規模なマンションですと、あまり見直すべき部分がないような気もします。小規模なマンションでも管理費削減の効果は見込めるでしょうか?

また、自主管理にすることでかなり管理コストを削減出来ると聞いたのですが、どちらが良いのでしょうか。

A.小規模なマンションでも、真剣に取り組めばかなりの効果が期待できます。

過去に35世帯のマンションにおいて、合計で1,379,215円、1世帯当たり約39,400円の削減を実施したことがありますので十分に可能だと思います(→管理費削減について – 実録!マンション管理)。

しかし、一概に管理費削減といってもエレベーター、機械式駐車場、消防設備等のメンテナンスから始まって、清掃工事、各種設備の定期点検、共用部分の火災保険、ペイオフを含む金融商品、電気料金契約形態の見直し、そして本丸は管理会社に支払う管理委託費や管理員業務費など多岐に及びます。

また、これだけの項目に関して内容と金額を分析し更に業者と交渉することは大変な困難を伴いますので、管理組合内の団結はもちろんですが、マンション内に設備等に詳しい人や、交渉に長けた方がいないのであれば、専門家を活用することをお奨めいたします。

自主管理につきましては、確かに大幅なコスト削減が可能であり、実績&お客さまの声でご紹介させていただいている千葉県内マンションD管理組合様でも、自主管理に切り替えたことによって低コストでの運用を実現しています。

しかし、重松マンション管理士事務所では、安易な「管理会社変更」や「自主管理への移行」はお勧めしておりません。
なぜならば、管理会社は管理組合にとって重要な「パートナー」であり、また自主管理は区分所有者のそれなりの覚悟がないと実際に運営していくことが大変だからです。

自主管理マンションの特徴と問題点」や、業務案内「管理費削減」「管理会社変更」などをご参照いただき、よくご検討いただくことをお奨めいたします。